クロード ルルーシュ フランシス レイの音楽との調和がとても良いと思います
クロード ルルーシュという監督は音楽と映像との調和感が素晴らしい作品を作っていると思うのですが．特にフランス映画音楽で一番有名といって良いフランシス レイの音楽を実にうまく画面に融合させていると思います。先ず 男と女（1966）という作品で内容としては妻に先立たれた男と夫に先立たれた妻が徐々に惹かれあっていくメロドラマ風なもので 結局 妻の亡き夫への未練のようなものでうまくいかなくなるといったものなのですが．色彩が綺麗なことと有名なボサノバ風な曲によりとても印象に残っている映画です。
次の映画はっきりと言って映画音楽しか頭に残っていない作品なのですが．白い恋人たち（1968）という映画で第10回冬季オリンピック グルノーブル大会の記録映画で日本の1964の東京オリンピックの市川崑の作品のように芸術性を持たせた作品なのですが映画としては音楽の素晴らしさでフランス版のほうが良いと感じました。その後も愛と哀しみのボレロと（1981）といった音楽との融合（ラヴェルのボレロの曲をフランシス レイがアレンジしています）がうまい作品を発表されいたと思います。
ダスティ ホフマン 日本人に近い体形で親近感があるのかもしれません
高齢ということもあり最近は声の出演ぐらいのダスティホフマンという名優がいるのですが．身長が165㎝程度で顔も若い時からトム・クルーズのようなイケメンではないのですが．その演技力のせいかとても存在感のある俳優だと思っています。映画は卒業（マイク ニコルズ監督 1967）という作品が彼を一躍スターに押し上げた作品です。ラストの花嫁略奪シーンで超有名な作品ですが．内容的には親子ほど離れた中年の女性との不倫の話で取り立てる程の内容は無く全編を通じてのサイモンとガーファンクルの曲が素晴らしいと思うぐらいで．作品的な評価は高いようですが私は何か雰囲気だけが良い映画という印象があります。
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彼の一番好きな作品はクレイマー．クレイマー(ロバート ベントン監督 1979)という作品で離婚裁判を取り上げた当時とても話題になった作品です。この映画でダスティ ホフマンは仕事人間で家庭をかえりみない夫を演じており．そんな夫が嫌で妻が子供を置いて出て行くという内容で．その後 仕事人間がどんどん家庭を大事にする人間に変わっていく姿がよく描かれています。その当時に大学の学園祭で見た作品でよくわからないところが多かったのですが．年齢を経って見てみれば内容の深みをがとてもよくわかります。暗い内容なのですがアメリカ映画らしいハッピーエンドの救われる内容になっています。
ジョアンナ シムカス 結婚引退したと聞いて残念だと思った記憶があります
ジョアンナ シムカスといえばアラン ドロン リノ ヴァンチュラと共演した冒険者たち（ロベール アンリコ監督 1967）というフランスの青春冒険映画の最高傑作といって良い作品で二人のトップスターと共演した女優なのですが．清純なイメージと素晴らしいスタイルを持った女優でとても魅力的な女優です。冒険者たちの中では人生に挫折して一攫千金のため水中の財宝を狙うメンバーの一人として出演していました。映画の方は男2人と女1人の微妙な関係の描き方がとても良かったですし．印象的なさわやかな口笛のような曲でストーリーが進行して続いていき悲劇的なエンディングを迎える演出が良く素晴らしい作品だと思いました。トップスター二人との共演のなかでその魅力を存分に出していた演技だと思いました。他の監督と組んだ映画がもっと見たかったと思う女優でした。
女優を引退した理由は当時の黒人のトップスターのシドニーポワチエ（黒人俳優として野のユリ（1963）という作品で初めてアカデミー主演男優賞取ってその後も次々とヒット作に出演した大スター）と結婚したためでポワチエと結婚して良かったと思うのですが．結婚後も活躍する女優も割合いると思いますのでその後も映画に出演を続けてもらったらよかったのにと思います。
ハチ公 エサが欲しくて待ってたのではないです
私は以前から犬を題材にした映画が動物ものでは一番好きなのですがその中で日本で一番有名といっても良いワンちゃんが忠犬ハチ公です。そのものずばりの題名であるハチ公物語(１９８７ 神山征二郎監督)という作品が一番好きな作品です。 他にも忠犬ハチ公ものはあるのですが(この作品はヒットしたためリチャードギア主演で映画化までされています。）主演の大学教授役に名俳優の仲代達矢を使っているのとまわりの役者陣も演技派の方を使っており簡単なストーリーだと思うのですが惹かれる作品になっているのだと思います。それと一番の要素は当時の風景をみごとに再現しているためその世界に入っているような感覚を受けられるところです。
次の作品はハチ公物語のハリウッドリメイク版で先程少し触れたリチャードギア主演の映画でHACHI約束の犬(2009 ラッセ ハルストレム監督）という作品で日本の実話の方は娘が欲しがっていた秋田犬という話でしたが．こちらは駅の荷物から出てきた迷い犬という設定でした。それ以外は殆ど同じで日本の仲代達矢が役を演じていた犬好きの初老の役を優しい雰囲気でリチャードギアが演じていで好印象を受けました。忠犬ハチ公が主人を待っていたのではなく．エサが欲しくて駅に行き続けたという説が今や一般的なようですが主人を待っていたと思った方が夢があって良いのではと思います。
