ウィリアム シェークスピア     派生作品にも優れたものがあります

 最初に勤務していた会社に 大学の先輩社員がいたのですがその方がシェークスピアの演劇をされていたので時々見に行ってました。映画でもそのものずばりもありますが派生作品が割とあります。有名なところはエストサイド物語 (ロバートワイズ監督 1961)で.これはロミオとジュリエットのミュージカル版ですがとても好きな作品です。私は会話を音楽でするといったものはあまり好みませんが同じ監督作品のサウンドオブミュージックこの2作品はとても素晴らしい作品だと思います。


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 唯 この作品はそのまま超有名な作品の派生作品だと思いますが.日本の巨匠黒澤明の作品で蜘蛛巣城(マクベス) リア王)といった作品がありますが.これらは原作を時代劇の設定に変え演出しています。私は黒澤明のカラー作品で好きなのはあまりないのですが乱(日仏合作)は好きな作品の1つです.黒沢作品はお金がかかりすぎので影武者(日米合作)と同じ海外合作ですが純然たる時代劇映画です。原作は三姉妹の話でしたが三兄弟に変え演出してそのなかで一番親に反抗的な三男が実は一番親思いであったというこで.正しい人間が幸福にならないというシャークスピア作品の不条理性が表現されていてとても良かった点です。(蜘蛛巣城は主人公が正しい人間とはいえないところがあるためそんなに感情的には揺さぶられませんでした)これらの作品群を見ているとシェークスピアの素晴らしさをとても感じます。


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