ヌーベルバーグ 洋菓子店みたいですけど

 ヌーベルバーグというのはそれまであった映画技法などに囚われず斬新な手法で映画を作る手法でいわゆる新しい波(フランス語でヌーベルバーグ)私が先の私的ベスト5に入れている突然炎のごとく(1962 フランソワ・トリュフォー監督)という作品はこの部類に入る映画なのですがここでは死刑台のエレベーター(1957 ルイ マル監督)という作品を見ていこうかと思います。最近でもこのような映画やドラマがあるかとは思いますがいわゆる密室型サスペンスです。ある男が犯罪を犯すのですがその犯行後にエレベーターに閉じ込められてしまいます.それを恋人がわからずに街中を探し回る映画なのですがジャズの演奏をうまく使いけだるさや絶望感をうまく出しています。


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 次も同じルイマルの作品なのですが鬼火(1963)という作品でアル中の男が自殺する日をきめてそれを実行するまでの心情を細かく描いている作品でとにかく暗い作品です。昔の知人とかの交流で何とか心のスキマを埋めようとしても結局埋まらず破滅していく話で.こんな映画 現在心の病による犯罪などが多い中では放送をするのは少し抵抗がでてくる作品なのかと思います。ルイ マルという監督はフランソワ トリフォーやジャンリュック ゴタールと同じヌーベルバーグですが地下鉄のザジというスラップステック(いわゆるドタバタ劇)もとっていますしヌーベルバーグの中では最も好きな監督です。


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