森田芳光という私とほぼ同年代で亡くなった監督がいるのですが.私は前に日本映画のベスト5に入る程好きな作品だといったそれから(1985)という作品で夏目漱石の名作を見事に映画化をした監督です。明るいコメディ作品から恐ろしく暗い作品まで撮れる凄い監督で評価も高い人物です。まず明るい方ですが間宮兄弟(2006)という作品で佐々木蔵之介と塚地武雅が仲の良い兄弟で30歳を過ぎて一緒に暮らしているという兄弟の日常で起こる出来事を描いているのですが.間に女性との恋愛などのことが入り微妙に変化していく兄弟の関係を描いているのですが.最後はやはり仲の良い関係が続くという映画で何かとても見終わった後温かくなる映画です。
次は 暗い方ですが39 刑法第三十九条(1999)という作品で刑法39条という心神喪失者の罪は問わないという法律を悪用して鑑定人をだまし罪を免れようとする犯罪者(堤 真一が演じていますがこの時の演技を見て凄い俳優だと思いました)とだまされる鑑定人の助手でただ一人詐病だと見抜く鈴木京香の駆け引きの演技の凄さと独特な画質を使い画面に暗さを強調してある映像とともに暗い作品ですが時々見たくなる作品です。