ブラックなファンタジー  初期の作品からでしたティムバートン

 ファンタジーと言えば普通は最後に心が温かくなってほっとするようなものが一般的なのですが ブラックな要素をとてもうまく取り入れているのがティム バートン監督です。先ずティム バートン監督を良いと思ったのはジョニー・デップ出世作と言われるシザーハンズ(1990)という作品です。孤独な発明家が町はずれの小屋で部品の都合で手がハサミになっている人造人間を作るのですが その人造人間を誰かに託すもなく心臓発作で亡くなってしまいます。たまたま親切な女性に見つけられ家に連れて帰ってもらえるのですが.最初が手がハサミというので珍重されるのですがやがては爪弾きにされてしまう悲しい話なのですが.美しく心優しい女性(ウィノナ ライダーが演じている)との心の交流を描くことで少し心地良い作品になっていると思います。


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 ティムバートンといえば今や公開した作品がどれも注目される監督だと思うので他にも良い作品は沢山あるのですが.ここではCGアニメを全体で使用しているマーズ アタック(1996)という作品を見ていこうかと思います。ここで火星人はとても残虐な設定になっているのですが.CGアニメによる効果で何故かコミカルに見えてくるのです。さまざまなブラックな面を程よく使った他の作品あるなかでもとても好きな作品のひとつです。ラストの火星人撃退シーンも馬鹿げていてとても面白い作品になっている一因になっていると思います。


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