日本でフランス映画の人気俳優といえば私が若い時にはアラン ドロンが圧倒的な感じがするのですが.本国ではジャン ポール ベルモンドという一見してイケメンではない俳優が人気ありました。ヨーロッパではアラン ドロンのようなイケメンがいくらでもいるのからかもしれませんがそんな流れの俳優なのかと思うのですが.唯 ドパルデューの場合はカトリーヌ ドヌーブやソフィー マルソーといった美人女優の恋愛相手先になっているのが不思議に感じています。とても繊細さ演技をするのでその顔やスタイルとのギャップが良い点なのかもしれませんが動きを見ても何か鈍くて正直いって私は彼のどこに魅力があるのかわからないところがあります。唯 二人の他にもイザベル アジャーニやエマニュエル べアールなどとも重要な役で共演していることは彼の人気と実力のあることの証明なのかと思います。ここでは私が前にフランスで一番の女優だといったことがあるイザベルアジャーニとの共演で彫刻家のロダン役で出演しているカミーユ クローデル(ブリュノ・ニュイッテン監督 1988)を挙げたいと思います。
彼の人気を決定づけたのはやはりフランスのトップ監督のフランソワトリフォーの2作品 終電車(1980)と隣の女(1981)で主演女優の相手役をしたことかと思います。終電車では初めてセザール賞(フランスのアカデミー賞のようなもの)の主演男優賞を受賞しています。