ドミニク サンダ             笑顔の無い冷たい感じが魅力かと思います

 ドミニグ サンダという女優は日本ではその美しさからCMにも出演していた女優なのですが.とても目力のある神秘的なイメージのある方でかわいいタイプの女優が今は人気の主流かと思うのですが.少し人間離れした冷たい感じのする女優で魔性の女といった感じがします。それ故に出演している作品は退廃的な映像で有名なルキノ ヴィスコンティの家族の肖像(1974)やベルナルド・ベルトリッチの暗殺の森(1969)といった商業的な作品ではない作品が多い感じがします。映画の出演の中でヌードシーンとかもあるのですがそれほど俗っぽくなく何か芸術品を見てるような感覚を受けました。彼女は現在70代中盤なのですが.かなり若い時から大監督の作品に主役級の役柄で出ていたことを考えれば演技力もあって独特な雰囲気のある貴重な女優だったのだということがわかります。ここでは私のベスト映画の上位に入るベルリッチの1900年(1976)で主役の妻という重要な役ででているので挙げたいと思います。
www.youtube.com彼女も30才になるぐらい前までの活躍のようなものは無くなっためか日本で公開される作品も減ってきていたので見る機会が減っていたのですが.クリムゾンリバー(マチュー カソヴィッツ監督 2000年)というジャン レノ主演の作品で久しぶりに見た時は犯罪被害者の少女の母親で修道女役でしたが若い時のイメージが強くあったためなのかこの当時はまだ50歳ぐらいでしたがその乖離を感じました。  
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