ハリーとトント            ニャンコが出てくる映画ですが日本の名作がヒントになっています

 私はワンちゃんが好きでワンちゃんの映画のことよく書いていると思いますが.猫が出てくる日本の映画では人間と猫の関係性があまりうまく描かれているものが無いように思うからです。外国ではハリーとトントポール マザースキー監督 1974)という作品がとても猫が出てくる映画では好印象のある作品です。見るきっかけになったのは私がアメリカの作品ではベスト3に入ると思っているゴッドファーザーPARTⅡフランシス フォード コッポラ監督)を押さえて多くの批評でベストワン作品と言われていたためです。内容としては70歳過ぎの退官した教師の老人とそのペットのトントという猫が娘や息子を訪ねてバス旅行をするものでしたが結局はどこにも落ち着けるところは無くその間に愛猫のトントも失ってしまうのですがそれを乗り越えて再生していくといったものでした。
www.youtube.comハリーとトントは東京物語小津 安二郎監督 1953)という作品(世界映画のベストワンになったこともある作品)にヒントを得た作品でこちらは人間と猫ではなく夫婦という設定でした。東京に出てきた夫婦が実の息子や娘には厄介者扱いされ唯一戦死した次男の嫁にだけ優しくしてもらえるというものでした。妻が旅の途中で体調を崩し田舎にに帰ってまも亡くなるというものでしたがハリーとトントの場合は猫が死んだあと老人は再生するのですが本家の方は妻の葬儀に際しても実の子供には冷たくされるといったものになっており救いようの無い内容で暗いものですが余韻を残すものになっています。


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