アンジェリーナ ジョリー            最近ブラピのDVが話題になっているので彼女を思い出しました

 アンジェリーナ ジョリーとブラット ピットは現在でも活躍していますが.ブラット ピットは現在でもアクション物に出演していますが.ジョリーのほう女性ということもあるのか持ち前の演技力を生かして抑え気味の役をこなしているという印象があります。私の感覚からすれば若い時の彼女の印象が強いためアクションの方が合っていると思います。二人は元々仲の良い夫婦でしたがそんな二人が結婚するきっかけになった作品がMr.&Mrs.スミスダグ リーマン監督 2005)で夫婦関係の二人が素性を隠しているのですが.お互い殺し屋で一度は暗殺指令で相手を殺害しようとするのですが結局は殺せなくなり組織から追われてしまうというもので最後はアメリカ映画らしい終わり方作品でした。映画ではアンジェリーナ ジョリーの魅力がよく出ておりこの当時は仲が良かったためにとても息が合っていたと思います。ファッションモデルとしても活躍していている彼女ですのでマレフィセントロバート ストロンバ監督 2014)の妖精役も良いのですが.私はアクションものの方が合っていると思います。


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 現在は女優活動を抑え気味で慈善活動などに活発な彼女ですが魅力的な女優ですのでもう少し活動をしてもらいたいという思う女優の一人です。私は彼女の初期のゲーム作品の実写化でもあるトゥムレイダーサイモン ウェスト監督 2001)という作品が割合好きで続編も見ましたが両作品とも面白かったと思いますしまた世間的にも彼女の出世作と言われている作品だったと思います。最近ではスーパーマリオブラザーズムービーなどが大ヒットしていますがこれもキャラクターそのものを描いているのでヒットしたと思うのでゲームやアニメの実写化というのは原作が面白ければ面白い程難しいとこがあると思います。


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ナチュラル       野球のシーズンですが個人にスポットを当てているところが魅力的でした

 野球映画と言えばがんばれベアーズメジャーリーグシリーズのようなチームの特徴とか面白さを描いているものが多いと思うのですが.ナチュラバリー レヴィンソン監督1984)は個人にスポットを当て見事に人間ドラマにしていると思います。 若い時に天才バッターと言われた男がある女性問題の事結局デビューできず.努力の末30代半ばで大リーガーとしてデビューするという話なのですが、主演のロバートレッドフォードのような正統的な二枚目俳優というのはどうしても薄っぺらく見えると思うのですが.巧みな演出に出会えればとても爽やかな気持ちの良いものになることを証明している映画だと思います。


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 個人にスポットを当てた作品としてはナチュラルが一番だと思いますが、チームにスポットを当てたもののなかにも好きなものはあります。トム ハンクスを起用したものでプリティリーグ(1992)という女性野球リーグを取り上げた作品です。全然やる気のない飲んだくれの元有名大リーグ選手(トム ハンクス)が女性野球選手の真剣さに触れ徐々にやる気を出していく姿と第二次世界大戦中のアメリカの姿がうまく描かれており良い作品になっていると思います。この映画を撮ったペニー マーシャルは女性監督なのですが繊細なタッチの作品に優れていると思う作品が多く他にもデンゼル・ワシントン主演の天使の贈り物(1996)などアメリカ映画らしい良いロマンティックコメディを撮る監督です。 私自身の最も好きな作品はトム ハンクスの出世作といわれるビッグ(1988)という作品で子供が魔法の力で大人になり恋愛をするものですが心が温かくなるのでたまに見たくなるような作品だったと思います。


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オッペンハイマー     アカデミーで7部門取ったことよりノーランの新作ということに期待を持っています

 私は映像力のある監督が好きで先ずフェデリコ フェリー二そしてスタンリー キューブリックそしてクリストファー ノーランの作品をよく見ていましたがノーラン以外の2人は亡くなっていますので彼の新しい作品には期待を寄せています。そんな彼が原子爆弾の生みの親のオッペンハイマーを主人公に描いた作品が今度の新作のなのですが、初めて特定の人物にスポットを当てた作品になっているみたいです。オッペンハイマーは世界で初めて原爆を開発をしたのですがそのことに苦悩し水爆の開発の依頼を断り第一線から追われた人物です。確かに戦争に勝つためとはいえこんな物を作ったら後悔をするのは多くの人間だろうとは思います。映画のなかでは直接的な広島や長崎の場面を出さず描いているらしいのですがどのようにしてその悲劇性を描いているのかに興味があります。


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  日本は3度の原水爆広島 長崎 第五福竜丸)の被害を被った国のため核の惨禍を描いている漫画や映画などが多いかと思うのですが、私自身はこういったこれみよがしの映画ではないものの方が悲惨さが伝わるのではと思っていますのでそういった内容の映画に惹かれるところがあります。

 そんな中で一番好きなものは黒木和雄監督のTOMMOW明日(1988)という作品で長崎の原爆投下の1日前から原爆投下までの市井の風景や生活が描かれたものだったと思うのですが何かとても怖かった映画だったという感覚が残っています。この監督は2004年にも宮沢りえ主演で広島原爆から3年後を描いた父と暮らせばという静かな戦争映画を撮っており最近こういった映画があまり無いようなのでもっと作ってほしいという希望はあります。


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ペットセメタリー       最近似た作品を見てキングの映画ではかなり成功した作品だということを思い出しました。

 最近 橋本環奈主演の禁じられた遊びという映画を見たのですが.この映画の元ネタだと思われる作品がペットセメタリ―(メアリー ランバート監督 1989)という作品で続編やリメイク版も出るほど人気があった作品です。ティーブン キング原作の作品なのですがキングはホラーの帝王というくらいの人物でその中の多くが映画化もされています。彼の映画化で最初にヒットしたのがキャリーブライアン デ パルマ監督 1976)ですがこの作品はデ パルマの演出もあり面白い作品だと思いますしヒットもしたのですが私は有名なラストシーンが派手過ぎてあまり好きな作品ではありません。キングの映画は評価の高い作品や大ヒットしたものもあるのですが.私は死体を墓に埋めることによる悲劇を描いているペットセメタリ―が自分に子供が出来た現在では共感も含めて好きな作品になりました。


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 キングの原作ではやはり外せないのが私の一押しのスタンリー キューブリックシャイニング(1980)だとは思うのですが.ただキューブリックの作品をほぼ全て見ているわたしにとってはキューブリックの中ではもう一つの作品だと思う作品でジャック ニコルソンの名演により成功した作品であると思いますし.キューブリックの作品というよりジャック ニコルソンの作品という印象が強いです。キングの作品ではペットセメタリーに次に良いと思うのはミザリーロブ ライナー監督 1990)がキャシー ベイツジェームス カーンの素晴らしい演技もありキングの成功作だと思います。私のあくまでの主観ですがあまり派手派手しいものよりこういう精神的な怖さを強調したほうがキング作品の映画化では印象に残ります。


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ポーランド         ウクライナ侵攻から2年経ち経ち当初から注目されていましたが私が注目していたのはこの二人です

  先ず最初は私が一番好きな女優だったナスターシャ キンスキーを一躍有名にしたテス(1979)を撮ったロマン ポランスキー監督でした。ポランスキーは父親がユダヤ人のために子供の頃母親がナチスに捕まりアウシュビッツで虐殺されおり.身の安全のために各地を転々として暮らしそんな中でも映画の勉強をして評価を受けた作品を発表します。が しかし共産党の独裁のポーランドでは自由な作品が作れずに欧米に逃れます。そこでは自由なものが作れたこともあり持って生まれた才能を発揮して次々に傑作を発表します。映画での名声は高くなったのですが.私生活ではイギリス時代に撮った吸血鬼(1967)の主演をした美人女優のシャロン テートと結婚して子供を授かるのですがタランティーノ監督のワンス アポンアタイム イン ハリウッド(2019)でも描かれていた母子虐殺事件に遭遇します。この映画では描かれてなかったのですが殺人事件は実はポランスキー夫婦の前に住んでいた人間と間違えたヒッピー集団の犯行で巻き込まれ事件みたいなものだったようです。母親に続き奥さんまで虐殺されて本当に可哀そうな人だと思います。


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 私は学生時代に白黒のヨーロッパ映画を好んで見ていたのですがその中でベスト3に入ると思っているのが灰とダイヤモンド(1958)という作品でそれを撮ったポーランドの監督がアンジェイ ワイダです。ワイダは第二次世界大戦中は対ドイツのレジスタンス運動に活発だったのですが.戦後は映画が好きだったこともあり国立映画大学に通い技量を身に着け持って生まれた反抗心を映画で表現したように思います。そんな彼の世間的にも私自身も最高傑作と思われるのが灰とダイヤモンドで.こちらでは対ソビエト工作員の青年の悲劇を描いたものでしたが.白黒のとても綺麗な画面で構成もとても素晴らしい作品でした。


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マチカネワニ             激動の年明けでしたが古代中国のこの動物が今年の干支のモデルという説があるそうです。

 今年は辰年ということで竜が出てくる映画で私が一番好きな作品を挙げたいと思います。おじさんがこどもに読んでいる本から物語が展開するネバーエンディングストーリー1984 ウォルガング ベータ―ゼン監督)という作品でその当時主題歌(現在も時々CMなどに使われている曲です)も含めて続編もできる程の大ヒットした作品です。本を読んでいる少年が物語の中に入り込んでいく形で進行します。その作品の中では少年は相棒として竜の怪物みたいなものに乗って冒険するのですが.私はとても可愛い表情の竜らしい生き物が好きで何度も見返した記憶があります。リマールという当時イギリスの人気バンドカジャグーグーのボーカルと映画本編を散りばめた映像の良さで映画を見に行きたくなったのですが.映画をを見るきっかけがMⅤだったのは初めてだった記憶があります。


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 さて竜のモデルとも言われているワニの映画ですが.ワニが人間を襲うというのはサメほどの迫力が無いためにあまりないと思うのですが.ワニが出てくる映画でクロコダイル ダンディーピーター フェイマン監督 1986)という映画は2年後に続編が出る程ヒットした作品で私も好きな作品でした。内容としてはジャングルでワニと格闘しながら生活している男性を都会の女性記者が惹かれあい結ばれていくというものでしたが社長令嬢ながら男勝りな女性がジャングルで数々のトラブルに逢いながらそれを助けてくれる都会にはあまりいない逞しい男性に惹かれていくところがうまく描かれていたと思いました。


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フェイル セーフ           羽田の事故がありこの映画の事を思い出しました

 核戦争の恐怖を描いた未知への飛行(原題 fail safe シドニー ルメット監督 1964)という作品はコンピューターの度重なる誤作動でアメリカの爆撃機が核爆弾をモスクワに投下してしまうというストーリーなのですが.この映画でのフェイルセーフは戦闘機がそこを超えてはソビエトとの交戦状態に入る限界点のようなものだったと思いますが.現代では機械の誤作動や人間の錯覚による行動などを防ぐシステムの事を表している言葉らしいです。映画の方はアメリカ大統領役を名優のヘンリーフォンダの演技により緊迫した場面が続く私の好きな作品のです。内容としてはアメリカの戦闘機がトラブルの連続でソビエトの領空に入ってしまいモスクワを爆撃してしまうといったもので派手な場面など無くほぼ会話劇のみで描いているものでした。シドニールメットはアメリカでは珍しいハリウッド的な大作でない作品を撮る監督でそのなかで評価の高い作品を沢山撮っていますがその中ではあまり有名ではない本作だと思うのですが優れた作品だと思います。


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 こんな素晴らしい作品ですがこの作品が作られた年によく似た内容で核戦争の恐怖をコメディ要素を含めた演出で話題をさらった映画により公開もずらされ当時はあまり注目はされなかったようです。その作品が私が何度も取り上げているスタンリー キューブリック監督作品で博士の異常な愛情という作品でした。こちらは機械の誤作動というより狂った人間による恐怖というものだったのですが確かに見る人にとってはこちらの方が面白く思ったとは思います。唯 キューブリックの作品をほぼ全作見ている私が思っていることは彼の凄さはこの作品の次の作品である2001年宇宙の旅からだと思っている私にとっては上記の未知への飛行の方が好きな作品です。


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