ドナルドの作品を初めて見たのがフェデリコ フェリー二のカサノバ(1976)という作品でフェリー二はイタリアの最高の映画監督と思っていますので作品の映像力はピカイチだと思っています。そんな映画の主役としてドナルドのその独特な顔(顔がとても長くガッチリとした雰囲気がある)で存在感を出しています。カサノバという人物は18世紀のいわゆる性豪のような人物ですがその顔のインパクトで見事に演じていたと思いました。その後 普通の人々(ロバートレッドフォード監督 1980)では家族関係で悩む気の弱い父親役を好演していて演技派の側面を見せていたと思います。唯 個性的な顔立ちは私自身はあまり好きではありませんでした。むしろ息子であるキーファー サザーランドの方が抵抗感が無かったです。キーファー サザーランドと言えばテレビシリーズの24-TWENTY FOURのジャックバウアー役で有名な俳優で映画にも多く出ているのですが.あまり印象に残っていない感じがするのはお父さん程の演技力が無いのとドナルド サザーランドのような凄い監督との出会いが無いからかも知れません。キーファーはアカデミー名誉賞をもらっているような俳優が父親だったので比較されて大変だったのではなかったのかとも思います。
そんな名優のドナルド サザーランドの息子であるキーファー サザーランドが父親のドナルドと共演していたワイルドガン(ジョン カサ―監督 2015)という作品を見たことがあるのですがその中でキーファーはガンマン役を演じていましたが監督の演出力もあってかもう一つだったと思います。ドナルドとキーファーを映画のなかでも親子役でだしていたのは話題つくりがあったのかと思いますがもっと内容で勝負をしてほしかったと思う作品でした。