シドニールメット     ハリウッド映画でないアメリカ映画少し違って面白いと思います

 シドニールメットという映画監督が撮っている映画は一般的なハリウッド映画と少し違ってニューヨーク派というジャンルになるのですが.そのあたりにとても惹かれるところがあります。あまり興行的ではないのですが私の好きな映画監督の一人です。先ずネットワーク(1976)とい作品で映画内でテレビの視聴率競争の悲劇のようなものが描かれており視聴率が落ちたニュースキャスターが番組内で自殺をすると発言してしまうという滅茶苦茶な話なのですが主演のピーターフィンチ(死後に唯一アカデミー主演男優賞をこの作品で受賞しています)の迫真の演技でとても面白い作品になっています。


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 次の作品は核戦争の恐怖を描いた未知への飛行(1964)という作品でコンピューターの誤作動でアメリカの爆撃機が核爆弾をモスクワに投下してしまうというストーリーなのですが.アメリカとソ連の緊張したやり取りの場面をアメリカ側の視点で見せている作品ですが.長編の作品をほぼ会話劇だけで大変面白い作品にしているのは凄い演出力だと感心させられます。余談ですがこの年に偶然公開が重なったスタンリーキューブリック博士の異常な愛情と内容が似通っていたためちょっとマイナー気味のこの作品は公開がずれてしまいました。


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