アルパチーノ  半世紀にわたって演技派だと思います

 私が好きな俳優にアルパチーノがいるのですが.ゴッドファーザーシリーズのマフィアのボス役や他にに好きな作品として挙げたスカーフェイスなどとてもきつい役が多い俳優のイメージですがアカデミー賞に何度もノミネートされている演技派の方なので違った面が出ている良い作品もたくさんあります。 先ず 初期の作品でスケアクロウ(1973 ジェリー シャッツバーグ監督)という作品で性格の違う二人のいわゆるロード―ムービーで刑期を終えたジーン ハックマン(暴行傷害の罪 とても短期な性格)に対して(優しくのんきな性格)として描かれていますが二人の性格の違いをうまく出している演出で心の触れ合いがよく表れていると感じました。カンヌ映画祭でグランプリ キネマ旬報ベストワンになるような作品であることも納得の作品であると思います


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 次に何度もアカデミー賞にノミネートされているような名優なのですが.そんな彼が初めて受賞したセントオブウーマン 夢の香り(1992 マーチンブレスト監督)という作品で盲目の退役軍人の役を演じています。偏屈な退役軍人の世話係としてアルバイトとして雇われた貧乏な学生との心の交流を描いた作品です。最初はお金の為いやいや付き合っているのですが段々と人間性に触れ仲良くなっていくという展開なのですが.こういう展開はよくあるパターンかと思うので取り立てて良いとは思わなかったのですが 作品のなかで凄いと思ったところはアルパチーノの瞳が全く動かないところです目が見えないから当たり前かもしれないのですが.見える人間がこんなことができるというのは彼の演技の素晴らしさかと思います。


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