ナチュラル       野球のシーズンですが個人にスポットを当てているところが魅力的でした

 野球映画と言えばがんばれベアーズメジャーリーグシリーズのようなチームの特徴とか面白さを描いているものが多いと思うのですが.ナチュラバリー レヴィンソン監督1984)は個人にスポットを当て見事に人間ドラマにしていると思います。 若い時に天才バッターと言われた男がある女性問題の事結局デビューできず.努力の末30代半ばで大リーガーとしてデビューするという話なのですが、主演のロバートレッドフォードのような正統的な二枚目俳優というのはどうしても薄っぺらく見えると思うのですが.巧みな演出に出会えればとても爽やかな気持ちの良いものになることを証明している映画だと思います。


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 個人にスポットを当てた作品としてはナチュラルが一番だと思いますが、チームにスポットを当てたもののなかにも好きなものはあります。トム ハンクスを起用したものでプリティリーグ(1992)という女性野球リーグを取り上げた作品です。全然やる気のない飲んだくれの元有名大リーグ選手(トム ハンクス)が女性野球選手の真剣さに触れ徐々にやる気を出していく姿と第二次世界大戦中のアメリカの姿がうまく描かれており良い作品になっていると思います。この映画を撮ったペニー マーシャルは女性監督なのですが繊細なタッチの作品に優れていると思う作品が多く他にもデンゼル・ワシントン主演の天使の贈り物(1996)などアメリカ映画らしい良いロマンティックコメディを撮る監督です。 私自身の最も好きな作品はトム ハンクスの出世作といわれるビッグ(1988)という作品で子供が魔法の力で大人になり恋愛をするものですが心が温かくなるのでたまに見たくなるような作品だったと思います。


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