ポーランド         ウクライナ侵攻から2年経ち経ち当初から注目されていましたが私が注目していたのはこの二人です

  先ず最初は私が一番好きな女優だったナスターシャ キンスキーを一躍有名にしたテス(1979)を撮ったロマン ポランスキー監督でした。ポランスキーは父親がユダヤ人のために子供の頃母親がナチスに捕まりアウシュビッツで虐殺されおり.身の安全のために各地を転々として暮らしそんな中でも映画の勉強をして評価を受けた作品を発表します。が しかし共産党の独裁のポーランドでは自由な作品が作れずに欧米に逃れます。そこでは自由なものが作れたこともあり持って生まれた才能を発揮して次々に傑作を発表します。映画での名声は高くなったのですが.私生活ではイギリス時代に撮った吸血鬼(1967)の主演をした美人女優のシャロン テートと結婚して子供を授かるのですがタランティーノ監督のワンス アポンアタイム イン ハリウッド(2019)でも描かれていた母子虐殺事件に遭遇します。この映画では描かれてなかったのですが殺人事件は実はポランスキー夫婦の前に住んでいた人間と間違えたヒッピー集団の犯行で巻き込まれ事件みたいなものだったようです。母親に続き奥さんまで虐殺されて本当に可哀そうな人だと思います。


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 私は学生時代に白黒のヨーロッパ映画を好んで見ていたのですがその中でベスト3に入ると思っているのが灰とダイヤモンド(1958)という作品でそれを撮ったポーランドの監督がアンジェイ ワイダです。ワイダは第二次世界大戦中は対ドイツのレジスタンス運動に活発だったのですが.戦後は映画が好きだったこともあり国立映画大学に通い技量を身に着け持って生まれた反抗心を映画で表現したように思います。そんな彼の世間的にも私自身も最高傑作と思われるのが灰とダイヤモンドで.こちらでは対ソビエト工作員の青年の悲劇を描いたものでしたが.白黒のとても綺麗な画面で構成もとても素晴らしい作品でした。


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