フランソワ・トリュフォー       恋愛映画のクオリティはナンバーワンの監督だと思います

 フランソワ・トリュフォーヌーベルバーグというフランスの新しい映画の時代に出てきた人物で世間的にはジャン リュック ゴダールと並ぶ監督と言われている監督なのですが.私的には以前から書いているいるルイ マルという監督が一番好きです。 しかし 恋愛映画に関しては映画全体でもトップクラスだと思います。彼は初期の作品から注目されており代表作がいくつもある監督なのですが.個人的には突然 炎のごとく(1961)は私の好きな映画の5本の指に入る程の作品だと思っている作品です。内容としては男女の三角関係を描いている映画なのですが.同時に一人の女性を愛した友人達の悲劇を瑞々しく描いており.女性の複雑な感情をジャンヌ モローが見事に演じ切っていてラストの場面がしばらく頭から離れなくなった記憶があります。
www.youtube.com

 わずか52歳で亡くなっているのですが.かなりのペースで約20作品で長編(クオリティの高い)を撮っているのですが.私が好きな作品は晩年の作品の隣の女(1981)という作品が日本の不倫ドラマみたいな映画です。内容としては平穏に暮らしている夫婦の隣にかつての恋人の女性が夫婦で引っ越してきてからの悲劇を描いているものなのですが.フランス映画らしい救われないところがとても好きなところです。


www.youtube.com