バトルロワイアル               元先生役のビートたけしと深作欣二の凄さを感じた作品でした 

 バトルロワイアル深作欣二監督 2000)という作品は中学生が法律によ最後の一人以外全員死ぬまで殺し合いをするという作品で当時PTA団体などからかなりのクレームがあった作品ですが.この作品を撮った監督はあらゆるジャンルで高い評価を受けていた深作欣二という人なのです。最初この作品を見た時に彼の最初の大ヒット作の仁義なき戦い(1973)をふと思い出しました。彼はこの当時は東映という高倉健鶴田浩二が出ていた任侠映画の有名な映画会社の所属でしたがそれを全く否定するような内容だったからです。任侠映画というのは義理人情を重んじて一般の人には手を出さないようなものでしたがチンピラが集団で相手を仁義も何もなく殺しまくるような映画を作って大成功させてしまったのです。その後はやくざ映画は抗争で相手を叩き潰すような映画ばかりになり任侠物など殆ど作られなくなってしまったのです。彼が凄いと思うのは時代劇というジャンルでもそれまでにないようなアクション物の傑作柳生一族の陰謀(1978)という今までにないような大作を作ってしまいました。


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 上に挙げたバトルロワイアルはヤクザ映画や時代劇での彼の先進的な試みがいかされたのか海外も含めてその後ジャンルとしてデスゲーム的な作品が次々に次々に作られるきっかけとなりました。彼の作品では以前のブログにも挙げていたバトルロワイアルのきっかけになったのかと私自身が思っているその当時には日本では珍しかったバイオレンス作品であるいつかギラギラする日(1992)が私は一番好きな作品です。 


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