サイコスリラー      アメリカと日本の好きな作品です

 そのものずばりの恐怖シーンが出まくるというのは前にも書いたようにあまり好きではないので.サイコスリラーがホラーとしては好きな部類です。サイコスリラーの原点ともいえるサイコ(1960 アルフレッド・ヒッチコック監督)という作品はモノクロ作品ということもあり有名なシャワールームの殺害シーンも視覚的に特別怖いという感覚は無いのですが.音楽や撮影のカット割りとかをうまく使って恐怖感をとても良く出しているように思います。この映画のヒットがこのようなジャンルが多く出てきたきっかけですので.今 見直しても心理的な怖さは1級品だと思います。


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 日本の作品で好きなのはCURE(1997 黒沢 清監督)という作品で最近は国際的な映画賞を取るような監督ですが.このあたりの時はカルト的なB級映画監督だったと思います。この映画が世間的にも評価を受けて有名監督になったと言っても過言ではない映画です。いわゆるマインドコントロールを使って人を殺人者にしてしまうといったような映画なのですが.主演の刑事役の役所広司の演技と犯人役の萩原聖人との駆け引きがとてもよく 恐怖をもりあげており最初にこの映画を見て20年以上経ちいくつもこういった作品を見ているのですが日本製サイコスリラーでは一番だと思います。 


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