フェデリコ フェリー二       イタリアでは一番の監督だと思います

 フェデリコ フェリー二といえば映像の魔術師とも言われていた監督で私の一押しのスタンリーキューブリックの以前の監督では一番インパクトを受けた人物です。(1954)という作品で最初に有名になったと思うのですが.内容としては少しつらいところがある作品です。大道芸人が少し頭の弱い純粋で天使のような優しい女性を買い取りこき使うのですが.実際は恋心があるために彼女の好意を持った男を嫉妬心も加わり殺してしまい最後は彼女まで捨ててしまうというストーリーですが.ラストでかなり救われるところがあるのと哀切のある音楽が受け興行的にもヒットした要因かと思います。


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 次は私的ベスト3に入ると前に言った甘い生活(1960)という作品は夢を持った地方から出てきたジャーナリストが退廃したローマの上流社会のなかでスキャンダル記者になりさがり毎晩乱痴気騒ぎを繰り返す生活を送るといったものです。この作品はラストシーンで堕落した人間達を海に打ち上げられた腐った大きい魚といったもので表現しており.純粋な少女が対岸にいて主人公を呼ぶシーンがあるのですがそちらにもう行けないという場面で終わるのですが.この救いようの無いよう内容が私はとても若い時に見て衝撃を受けた記憶があります。


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