コミック雑誌なんかいらない           滝田洋二郎 一般映画の最初から革新的な人でした   

  滝田洋二郎という監督はドライブ・マイ・カーアカデミー外国映画賞を取ったために前回の受賞作品であるおくりびと(2008)が注目されている人物ですが.私はおくりびとに関しての評価は外国人が日本特有の儀式的なものに対しての興味の産物のようにも思います。滝田洋二郎は元々はピンク映画の監督として有名な監督で他にも有名な監督である森田芳光監督のような感じで一般映画に進出した人物です。前のブログにも書いたのですが森田芳光の場合はコメディとシリアスの併用のような感じでしたが滝田洋二郎の場合はコメディにいったあとはシリアスといった感じなのかと思います。そのきっかけになったのがコミック雑誌なんかいらない(1986)という作品でロック歌手の内田裕也がテレビのリポーター役で現実に起こった事件(豊田商事社長刺殺事件など)を風刺したもので各種の映画賞を取り彼の路線変更に貢献した作品なのかと思います。
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 只 上の作品は興行的にはあまり一般向けではなかったため成功はしていなかたったのですが.彼がブレイクしたきっかけは木村家の人々(1988)という守銭奴一家をモデルにしたコメディ映画でメジャー入りしたのかと思います。それからは徐々に硬派の作品に移行しておくりびとという傑作に至ったということかと思います。


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