マスカレード                 安全地帯(交通標識のⅤにちなみ命名しているグループ)が40周年なのですが好きな曲の1つでした

 マスカレードは仮面舞踏会という意味ですが.映画の中では素性を隠して潜入捜査をするような内容の時に使われる場合があると思います。そのなかで好きなものはジョン ウーの作品でした。私は彼を一躍有名にした男たちの挽歌シリーズは好きな俳優であるチョン ユンファが出ている事もあり全て見ているのですが香港ではトップの監督だと思います。そんな彼の実力がハリウッドに認められハリウッドに渡りました。その後ははその製作費の予算や俳優の豊富さで大監督になったように思います。ミッションインポッシブルレッドクリフなどが有名ですが.私がそんな中で一番好きな作品はフェイス オフ(1997)でジョントラボルタニコラスケイジの共演の作品で内容としては極悪犯罪者が実直な刑事の顔を剥がして付け替えるといったものでしたが.演技派の2人の起用でとても面白いものになっていたと思います。


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 次はその名前をタイトルにしたマスカレード 甘い罠ボブ スウェイム監督1987) という作品です。イケメンでありながらお金の為なら殺人も辞さない冷酷な役を演じたロブ ロウは若手スターがハリウッドでは多く活躍したなかではこの作品もあり人気が爆発したように思いました。この作品はアラン ドロンをトップ俳優にした太陽がいっぱいルネ クレマン監督 1960)のリメイク版でしたが.オリジナルが良すぎてあまりパットしない評価の作品であったように思います。その後 彼はその人気で何本かの重要な役で映画出演をした後に事件を起こしてしまいました。日本にもこういうタレントがいるのですが.未成年者と不適切な関係を結んだスキャンダル(こういう事件に対してはアメリカの場合はより厳しい)の為に映画界の第一線から逸脱していったと思います。


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サタンとゴースト               50年経つ作品ですがホラー映画のなかではトップの怖さだと思います

 ホラー作品にはいろいろなジャンルがあり動画配信サイトのオリジナルも含めて現在では大量にあるため全てを見れているわけではないのですが.エクソシスト(1973)程の作品は無いように思います。この作品を監督したのがイリアム フリードキンという人物でしたが.彼は元々はテレビ局に家の都合で10代後半で就職した人でほとんど映画の経験もないのにテレビ番組の制作を任されたことのチャンスを生かしたことにより映画デビューしました。それにもかかわらずわずかの時間にフレンチ コネクション(1971)という刑事アクションの傑作を監督した凄い才能のある方でしたが.そんな彼が次に撮ったものがエクソシストでした。ホラーにはゾンビスプラッターサイコスリラーなどいろいろあると思うのですが.それらの要素に絶妙な音楽(チューブラー・ベルズ)を加えたことで初期のオカルト映画でありながらすでに完成されていた作品だと思います。


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 以上の作品は西欧の悪魔という観念からきている怖さなのですが.日本の幽霊という観念からきているもので一番好きな作品は東海道四谷怪談中川 信夫監督 1959)で怪談映画をよく撮っている中川 信夫の最高傑作と言われている作品であったために見た記憶があるのですが.この作品は現在の作品などと違って低予算な物でしたが戸板に張り付けられた遺体が川に流され交互に出てくるシーンや亡霊に憑りつかれ髪をかき乱して狂い死にしていくシーンなど主役の極悪人役天地 茂の熱演とともに本当に怖い作品になっていると思います。現在はSFXなどが進化しているのでいくらでも怖いシーンが撮れるのですが気持ち悪いと思うだけで本当に怖いと思える作品はこの作品が図抜けていると思います。


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フルメタル ジャケット          戦場をスタジオで撮影するとはキューブリックらしいと思いました

  スタンリー キューブリック2001年宇宙の旅(1968)の評価がオールタイムベスト1になるほどの凄い監督なのですが完璧主義者ということもあり公開した映画は少ない監督です。カメラマン出身の監督ということもあり特殊なカメラワークで惹きつける映像を撮る人で私が映画を大量に見るきっかけにもなった監督でもあります。キューブリックフルメタル ジャケット(1987)は彼のベトナム戦争をテーマにした作品ですが.彼の特徴とも言える無国籍性が見られる戦争映画で戦争そのものの愚かさを描いた作品になっているように思います。構成としては2部構成のような形を取っている内容で最初は海兵隊訓練所での厳し訓練が描かれておりその中で徐々に精神がおかしくなり最後は教官を殺害してしまう青年兵が描かれています。その後場面がが変わってベトナムでの市街戦の場面になるのですが.先程のような厳しい訓練を日常的受けてきた兵士が今度は市街戦の中で一人の少女に次々殺害されていく非合理的な場面を描いていることは当時お気楽なアメリカ戦争映画を見慣れた私にとっては惹かれた内容になっていたと思います。


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 アメリカが初めて他国に対して敗北した戦争があったためにアメリカ中心の連合国圧勝のような作品が多かった路線が変わったように思います。その路線を決定づけたのが私の外国映画のベストテンに今も入っているディア ハンターマイケル チミノ監督 1979)だったように思いますが.こちらは捕虜になったアメリカ兵のロシアンルーレットの場面が有名だった映画だったように思います。このような臨場感たっぷりの演出で見せるといった戦争映画が一般的であるためキューブリックの描き方が新鮮に感じました。

 


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ヌンチャク                 これで有名になった俳優が亡くなって半世紀経過して当時のブームを思い出しました

 香港のアクションスターのブルース リーが亡くなって丁度50年経ったということでかなり話題になっていたので.子供の頃紙を丸めて紐をつけて遊んでいた当時の事を思い出しました。ブルース リーは30代半ばで亡くなっているのですが.アメリカ資本で作った燃えよドラゴン(ロバートクローズ監督  1973)で大スターになった人物です。当時は香港の俳優がアメリカの映画の主演をすることができたことはアメリカのテレビ番組の脇役をしていたとしても画期的だったと思います。公開の順番は日本では大ヒットした燃えよドラゴンが最初で後.香港時代のものが公開されたのですが.私自身が興味のある作品は死亡遊戯ロバート クローズ監督 1978) という映画で撮影の途中で亡くなったため途中から代役が務めた映画です。戦うシーンなどを見ると代役になった途端全く迫力が無くなっているのを見ていかに凄いアクションスターなのかを認識しました。


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 彼は香港出身ということもありそちらの作品がメインなのですが私が面白い作品と感じているのはアメリカ資本の作品の方です。テレビシリーズののグリーンホーネットも好きでしたが.やはり一番面白いと思ったのは世界的に大ヒットしてカンフーブームを作った燃えよドラゴンでこの映画でのアクションはブルースリーの最高の演技だと思います。余談ですがブルースリーの息子ブランドン リーも撮影中の事故で30歳前で亡くなっています。親子そろって30歳前後で亡くなっているということになり可哀そうな親子だと思いました。


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ポセイドン                   以前はアニメでよく使われていた名前でした

 ポセイドンというのはギリシャ神話に出てくる海を司る神様の名前ですが.ポセイドン・アドベンチャーロナルド ニーム監督 1972)のオリジナル版を見た時にポセイドンという名前が当時の海のトリトンバビル二世に出てくるため親しみが持てる名前だと感じました。ポセイドン・アドベンチャーはリメイク版や続編もあったのですが.クォリティの低いもので作るべきではなかった映画で同じ海難アドベンチャー物の最大のヒット作のタイタニックジェームス キャメロン監督 1997)のように慎重にするべきだと思います。タイタニックも続編の話もあったらしいですが慎重な行動を取っているらしいのですが安易に作らないのは正解だと思います。タイタニックの場合は氷河に激突して最後は沈没してしまうために続編は作りにくいのですが.ポセイドン・アドベンチャーの場合は大波により真っ逆さまになった船からの脱出劇だから作り易かったかも知れません。ポセイドン・アドベンチャーアーウィン アレン監督 1979)という作品を前作のヒットの余勢を使って船の中に実は金塊があったなどという話を追加して最後は金塊の争奪の為の銃撃戦など付け加えてストーリーを考えたのだと思うのですが.オリジナル版の価値を下げる失敗作になってしまいました。


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 リメイク版としてはポセイドンウォルガング ベーターセン監督 2006)という作品があるのですが30年前のものと違ってCGなどの活用もあり視覚的には迫力があったと思うのですが.オリジナル版の自分を犠牲にして他の人間を助ける神父(ジーン ハックマンが演じてました)など脱出に向かう人物達が良く描けていたものと違って重みの無い作品でネバーエンディングストーリーUボートなどの優れた監督で期待したのですがつまらないものになっていました。


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マイメロディ              梅雨時によく見るキャラが好きなのですが映像作品としてこちらに興味がありました

 サンリオのキャラクターは一番有名なのはキティちゃんだとは思うのですが私が一番好きなのはけろけろけろっぴです。唯 映像作品としてはシリーズ化もしているマイメロディが面白いと思います。テレビで何回も放映されているのはその表れかと思いますそのマイメロディというのは赤ずきんちゃんがモデルだということですがそういわれれば似ているかと思います。赤ずきんちゃんは有名なグリム童話なのですが童話というのはマッチ売りの少女などのように残酷なものが多いと思うのですが.最後に狼に食べられたおばあさんと赤ずきんちゃんがお腹から生きて出てくるのでまだハッピーエンドな内容のほうかと思います。


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 次に映画の方ですがこちらは赤ずきんキャサリン ハードウィック監督 2011)という作品がゲイリー オールドマンが出演しているので興味が湧いて作品としてはあまり期待してなかったのですが視聴しました。オールドマンはレオンでの個性の強い刑事の役やダークナイトなどの作品で脇役ながら光った演技をしており出演していると見てしまう俳優ですが.この作品でも強烈な個性を出していると思いました。内容としては原作を題材にはしているのですが狼が人間の設定になっており主役の女性が大人の美人女優が演じているサスペンスタッチの2時間弱の長編でそれなりに面白い作品にはなっていると思います。


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バニシングポイント            バリー ニューマンはこの作品では光っていたと思います

 アメリカンニューシネマとして有名な作品でバイクの旅をする二人をを描いたものでイージーライダー(1969 デニスホッパー監督)という作品が有名でそのファッションや音楽はとても画期的な物でナンバーワンの作品であるように思います。内容的にはバイクに乗ってアメリカ大陸を横断する若者がその土地土地で出会う色々な体験を描いているのですが まだまだ人種差別や世代間格差などがかなりある時代のアメリカですので行くところ行くところでトラブルに巻き込まれてしまいます。そのことよってひきおこされる有名な悲劇のラストシーンにへと話は進んでゆきます。最初に見たときの衝撃はかなりのものがありました。


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 他にも俺たちに明日はない(1967 アーサーペン監督)という作品(ボニーとクライドというカップルがあることがきっかけで意気投合して強盗や殺人を繰り返して旅をしていく話)などもあるのですが.バイクではなく車での悲劇を描いたものがバニシングポイントリチャード C サラフィアン監督 1971)でとても好きな作品です。内容としては元警官がアメリカの3つの州を僅か15時間で走り抜けていくといった賭けをするというもので交通ルールを無視しているためさまざまな規制を受けるのですが徐々に風変わりな支援者などもでてきてそれらの応援にも協力を得て走り続けるといったものです。イージーライダーの場合は銃撃されるというラストでしたがこちらは車での自爆といったものでラストのインパクトはバイクと車の違いはありますが双璧だと思います。


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