トニー リチャードソン            イギリス映画というのはあまりないと思うのですが   

 トニー リチャードソンという映画監督がいるのですが.若い時から話題作を発表してイギリスのフリーシネマ(ドキュメンタリータッチな今までにあまりない表現方法)という映画の波の牽引役のような人物でしたが.有名監督の場合(例えばクリストファー ノーランのような監督もイギリス出身)出身地と違った場所(ハリウッドなど)で活躍している人物が割合いると思うのですが.しっかりイギリスを主体にしていたような印象を受ける監督です。私が彼の作品を初めて見たのが長距離ランナーの孤独(1962)という作品で感化院(非行少年を更生させる保護施設)に入ってい少年の抵抗を描いているもので.内容としては窃盗のプロのような少年(逃げ足が速い為)がクロスカントリーレースで権威を付けをしたい感化院長に反抗してトップの状態でゴールの前に行きながらゴール前で立ち止まって抵抗するというものでかなりショッキングな作品だと思いました。
www.youtube.comそんな彼がアメリカとの合作で撮ったホテルニューハンプシャー1984)という作品は私の好きな女優のナスターシャ―キンスキーが出演しているということで見たのですが.内容としては7人家族が廃校をホテルにする夢を挫折をくりかえして進んでいくといったもので辛口ホームドラマのようで面白い作品だと思いました。そんな彼も同性愛者であったことが原因かわかりませんが.1991年にエイズで死亡したためアメリカでも評価の高い監督でしたが.アメリカ資本の入った作品も見られなくなりました。


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